移住について思うこと

ドイツ一周の旅/2022年6月④ (ヴィースバーデン、バート・ナウハイム)

異世界ベルリンからこんにちは!グーテンターク!

富裕層の街、ヴィースバーデン

ヴィースバーデン駅

次の目的地はヴィースバーデン。ここは古来より皇帝の温泉地として知られ、現在はヘッセン州の州都で、温泉とカジノで知られる保養地でもあり富裕層が多く住む街だ。戦争被害が少なかったために戦前の装飾的で美しい街並みが多く残っている。ここでは贅沢をすると決めていた。
まずはドイツ最古のホテル「シュヴァルツァー・ボック」へ。部屋は天井が高く30㎡と十分に広い。自由な一人旅は好きだが、こんな時には独り身のさびしさをふと感じる。ここには温泉があるのだが、コロナで閉鎖されていた。残念。
街並みを眺めながらぶらぶらとカジノへ向かう。興味本位でカジノを覗いてレストランで食事をする予定。

カジノのエントランスを入るとどうやら入場料が必要らしい。中の様子や部屋の装飾に興味があったくらいで、ガッツリギャンブルをするつもりはなかったのでやめておく。少し早いがレストランに入る。コロナ中の観光地には客がまばらで、ほぼ空席だ。このレストランの室内は天井画があって、古い時代の装飾が美しくヨーロッパらしい優雅な雰囲気。前菜にホタテの料理、メインに子羊のグリルとデザートを頼んだ。どれも盛り付けがきれいでとても美味しかったが、ここには女性と2人で来るべきだ😭 外ではギターを演奏していた。年季の入ったプレイがカッコイイ。

翌日は街を散策して皇帝も訪れた「カイザー・フリードリヒ・テルメ」へ。中に入ったが受付に誰もいないし人がいない。写真だけ取って外に出る。1859年創業の「カフェ・マルダナー」で休憩。ここも映画に出てきそうなヨーロッパ的な装飾で雰囲気がとても良かった。お店の名物らしいリンゴパイにバニラソースを添えたスイーツを頼んだが、私には甘すぎてイマイチだった🤨

カフェの店内は地元の人でにぎわっていた

温泉治療と医療の街、バート・ナウハイム

バート・ナウハイムの街
バート・ナウハイム駅

次に向かったのは、フランクフルトの北に位置する知る人ぞ知る温泉保養地「バート・ナウハイム」。この小さな町は鉱泉から塩が取れるため、ローマ時代以前から重要な場所だったらしい。近代に入ると心臓・循環器病に効能がある湯治場として有名になり温泉施設や療養施設が整備されて国際的な名士たちが集まる社交場としても利用されてきた。各国の皇帝や王族、アルバート・アインシュタインなども訪れた。現在は多くの大規模病院や専門病院が集まる国際的に有名な健康都市となっており、最近ではダライ・ラマも療養のためにここに滞在したそうだ。

ここに来た目的は、ドイツで初めてフィナンシャルプランナーの資格を取り、ここで日本人渡航者や移住者をサポートする会社を経営している日本人に会うためだ。それまではバート・ナウハイムという街自体、知らなかった。

ホテルに到着。何やらエルビス・プレスリーのポスターやチラシがある。昔プレスリーもここを訪れたようで、今でも年に一度フェスティバルをやっているらしい。荷物を置いて事務所を訪ねると、ちょうどお昼のお食事中でおすそ分けをいただきながら会話が弾む。なんと社長は私と同い年で一気に親近感が増す。その日は3人の日本人がいて、和気あいあいと働いているのが感じ取れる。私がやりたい事業について説明すると、ストーリーがあるからいけると思いますよと言われて自信を得る。応援したいと思って下さったようだ。ありがたい。感謝。夕方ビアガーデンでまた会う約束をして散策に出る。

この街は他のドイツの街とはどこか違って、明るく開放的で優雅でのんびりとしていて、どこかイタリアやフランスの田舎町のような雰囲気。街には花も多く、昔皇帝や王族も訪れた国際的な社交場だったころのなごりを残している。小高い丘に登って街を眺めながら木陰で少し昼寝をする。街に降りるとタバコ屋がありパイプの品ぞろえが良かったので旅の思い出に一本購入。

優雅なひと時

夕方、新緑がきれいな公園の一角にあるビアガーデンに移動。横には中世を再現した巨大な製塩装置がある。この時期の夕方はまだまだ明るい。仕事終わりにこんな優雅でリラックスした雰囲気の中、美味しいビールを楽しめる。なんて優雅なひと時。この世界ではこれが日常だ。ドイツではこんな日常の違いを目にすることが良くある。そのたびに日本とのこの違いは何なんだと考える🤔

ドイツの生活になじんだみなさんは互いに自由に自分の意見や感想を口にする。縛られている感がなく開放的でリラックスしている。それぞれが自分の心に従って人生をここまで切り開かれた方々。本当に人はいろいろな生き方ができると目が開かれる思いがする。また連絡を取り合いましょうということでホテルへ戻る。デュッセルドルフのお二人が、言葉を覚えてドイツの文化になじむまでの壁を越えればドイツは本当に天国だと言っていたのを思い出す。またここでも本当にいい出会いを得ることができた。この町にはまたゆっくり訪れたい。とても勉強&刺激になった🤩

ベルリンより愛を込めて!アウフビーダーゼン!

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