Berliner Lebenー住

この一年間の月平均のガス・電気代合計59€でした

異世界ベルリンからこんにちは!グーテンターク!

ウクライナとロシアの戦争でロシアからの天然ガスの供給が止まり、電気代や暖房費が2倍とかとんでもないことになっていると報道されているドイツ。引っ越しに伴い、前の住居に住んだ一年間にかかったガス(暖房、温水)と電気代を清算し月平均で計算した結果は驚きの月59€だった話をします。

住居は35平米程度のワンルームで大きくはないですが、台所、居室、バスルームそれぞれに備え付けの暖房があり、10月後半から5月前半くらいまでは寒いので基本的に暖房はつけっ放しです。(入れたり切ったりすると暖房効率が悪く余計にお金がかかる)

ドイツの料金計算についてもお話しておくと、前年、あるいは直近数カ月間の自分の消費量を参考に、月のガス料金が定額で決められ、その金額を毎月支払い、毎年一回清算して払い過ぎた場合は返金され、足りない場合は追加徴収されるというしくみです。

前の住居は冬は全く日当たりがなく窓も旧式なため普通よりは確実に寒い部屋でした。光熱費が高くなるとは聞いていましたが、でもガタガタ部屋で震えるほど我慢してまで光熱費を節約する気はなかったので、昼は19度、夜間は16度くらいを目安に温度調節していました。日本に住んでいるときに比べれば、これでも少し暖かい恰好をすれば、住居のどこにいても、常に寒さを感じることはないので苦しさは全くありません。ドイツの家庭では、おそらく常に20度以上、23度くらいに温度設定し、外がマイナスでも家の中ではTシャツで大丈夫くらいでも珍しくないと思います。生まれてからずっとそれに慣れているドイツ人からすれば、それ以下に温度を下げるのは厳しいのかもしれませんが、私は居間以外の廊下や浴室が寒い日本の生活に慣れているので、どこにいても寒くないドイツの暖房なら19度もあれば十分で、夜も16度以下にはならないように暖房付けっ放しなので私にとってはさほど苦ではありませんでした。

でも月々の支払額は平均するとガス代63€、電気代27€、合わせて月90€支払っていました。そして引っ越しに伴い、一年間のガス代と電気代を清算した結果は、以外にもガス代で337€の返金があり、結局月のガス代平均はなんと31€。これは自分の節約に加えて、ドイツ政府からの暖房費ブレーキの支援金、一冬合計170€(約25,500円)があったためです。じつは電気代はまだ清算が済んでないのですが電気代でかかるのは照明、冷蔵庫、洗濯機しかないので、返金があるか万一上回っても大したことないと思います。

ということで高い高いと脅されて覚悟していたガス・電気代はフタを開けてみれば合計で月平均58€(9千円程度)で節約意識に加えて政府補助金の効果が大きく返って例年より安く済んだという話でした。さすが黒字国家ドイツです

ちなみに水道代はドイツでは通常家賃の管理費の中に含まれているので多く使っても少なく使っても毎月定額です。もちろん、家族が多くて、いつもの通りに暖房を使っている家庭では暖房費の高騰はそれなりに痛手のはずですが、ドイツ人はムダな贅沢品は買わない人が多く、平均で日本人の1.5倍から円安で2倍近くは稼いでいるはずで国の補助金ブレーキもあるので大変大変と言いながら実際に大変かといえば言うほどでもないというのが実情ではないかと個人的には思います。日本のニュースでは大変な出来事以後の対策や最終的な結果までは報道しないので、結局どうなったのかという報告でした。

そして今回引っ越した部屋はありがたいことに南向きで日当たり最高で暖かく、光熱費高騰の影響は少ないです。

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