街歩き
ベルリンは首都でありながら、うんざりするほどの混雑はなく、驚くほど緑や水辺が多く、日本で例えれば気候でも杜の都といわれる仙台くらいだと聞いたことがあります。
ドイツで散歩はSpazierenといいますが、ドイツの散歩は一つの楽しみや趣味としての意味合いが強く、ベルリンの街を散歩するのは楽しいです。
特に日本人にとってはすべてが異世界で、美しい街並み、歴史ある建物、リラックスした雰囲気、多国籍な人々を見て歩くだけでも飽きません。
他者の自由を尊重するのが当たり前なので、他人の目を気にするストレスがまずありません。平日の昼間に男性がお店に入っても「今日はお休みですか?」と聞かれることもないし、そもそもスーツを着たサラリーマンを街で見かけることがほとんどありません
疲れたら緑のきれいな公園や川辺でベンチに座ってカプチーノでも飲みながらのんびり休みます。
公園には草の上で一人で日光浴をしている人、読書している人、子供や友人と遊ぶ人、散歩する人、サイクリングする人など、自由に楽しんでいます。
ドイツの公園は人工的ではなく自然な状態に近いので市民にとって本当に癒される憩いの場所です。週末や平日の夕方には公園に来てただボーっとゆっくり休んだり、家族や友人とビールを飲みながら話したりといった過ごし方をする人たちが多いです。
ベルリンにはシュプレー川という川が流れていて、電車で30分ほどの郊外には湖も多く、川岸も緑豊かで気持ちがいいです。
食べ物や飲み物を持ち寄ってピクニックをしたりバーベキューをしたり、ボートやカヌーで遊んだり、夏は泳いだりして楽しみます。
お金がかかる買い物や外食をする以外に、公園は市民の誰もがいつでもお金をかけずにゆっくり余暇を楽しむことができる場所です