建物・部屋
ベルリンは地震など大きな災害がないせいもあって、古い建物が修理をしながら大事にされています。
昔の建物の方が現在の建物と比べて天井が高かったり(3mくらい)、良い材料をぜいたくに使っていたり、装飾が凝っていて外観が美しかったりするのでかえって人気があることも多いです。
でも台所のオーブン付きコンロや食器洗浄機、ドラム式洗濯機など家電類は最新式で不都合はありません。
ユニットバスや、火事のとき良く燃える上に有毒ガスが出て危険なビニールクロスなど化学的な素材は使われず、壁や床には木や布、漆喰など自然の素材が使われていて天井も高いのでとても居心地の良い部屋です。
このような住宅は人にやさしく、シックハウス症候群の危険もありません
ベルリンは冬の寒さが厳しいので、窓は二重になっているか、断熱性が高い二重ガラスの機密性の高い窓(ホテルでよく使われている窓)が標準的にどの住宅にも使われています。
暖房も標準的にどの住宅でもキッチンや浴室を含む各部屋に温熱式暖房が備え付けられており、冬は温度調節しながら常につけっぱなしなので朝方でも浴室でも常に暖かく家の中で寒さを感じることはありません。
このような仕様は一部の高級住宅だけのものではなく全住宅に共通のもので、人体に悪影響を与えない健康で快適な暮らしが国民に提供され守られています。