Berliner Lebenー食

オーガニック食品と値段

オーガニック先進国

ズラッと並んだチーズ!
ズラッと並んだチーズ!

ドイツはオーガニック先進国です。
どのスーパーでも野菜・果物、肉、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、卵など、ほぼすべての食品でオーガニックの食品を選択することができます。
オーガニック専門スーパーも珍しくはありませんが、安売りスーパーでも普通にオーガニックの食品を買うことができます。

値段も普通の食品の何倍もすることはなく、2割、3割増しくらいなので、オーガニックの食品はドイツでは一部のお金持ちのための高級品ではなく、誰もが購入可能な選択肢です。
もともとドイツでは誰もが必要とする食料品の値段は安く抑えられていて、価格は日本の半分から三分の二くらいです。

逆に外食やぜいたく品の値段は日本より割高です。
なので自炊をすればオーガニック食品を選択しても一人暮らしで月2~3万円くらいで、節約すればもっと安くすることもできると思います。

女性ならオーガニックのコスメなどもドイツは進んでいて安く手に入るようですし、オーガニックへの意識がこれほど高く社会に浸透しているということは、本来体に不必要で不自然な、人生の幸福度を大きく左右する健康的な生活を脅かす可能性のある化学的物質は食べ物だけでなく衣食住、生活のあらゆる面から排除しようという意識が高いということです。

ドイツで売られている牛乳やヨーグルトなど乳製品や、鶏肉・豚肉・牛肉などパック詰めで売られている生肉やハム・ソーセージなど肉加工品には「遺伝子組み換えでない」と表示されています。

スーパーのお肉コーナー


これはこれらの家畜が遺伝子組み換え技術を使った作物を餌としていないということです。
家畜の「餌」にまでさかのぼって「遺伝子組み換えでない」表示が義務付けられています。食品添加物なども厳しく規制されているため加工品全体として使用量は少ないですし、「オーガニック」「遺伝子組み換えでない」「ビーガン」や、体に良い食品であるかをA~Eまでの5段階で評価する「ニュートリスコア」など、誰もが分かりやすい形で食の安全を守るための様々な表示が制度化され、不要な化学物質を知らず知らずのうちに体内に入れることがないように国民全体の健康と暮らしが守られています。
そのせいか、日本でアトピーに長年悩んだ子供が、ベルリンに移住して半年したらあっさり治ったという例もあります。

本来不要な化学物質が非常に少なく、自然に近いということは、味も自然で本物の美味しさだということで、しかも野菜や果物は収穫されてすぐに店頭に並べられるのでいつも新鮮で、味と香りが濃く非常に美味しいです。
牛乳は遺伝子組み換えのトウモロコシを食べた牛ではなく、放牧されて自然の牧草を食べた健康的な牛から絞ったものなので、味が濃く後味さわやかで、この牛乳を原料とした乳製品もどれも本当に美味しいです。
主食となるパンはスーパーで焼かれており焼きたてで全粒粉を使ったパン1kg(一週間分)が1.5€(210円くらい)と経済的です。

ちなみに昨日の買い物では…

  • 鶏肉400g…5€(600円)
  • エダムチーズ400g…3.5€(490円)
  • オーガニックの卵6個…2€(280円)
  • オーガニックの牛乳…1.5€(210円)
  • ブロッコリー500g…1.5€
  • トマト500g…1.5€
  • ルッコラ125g…1.3€(180円)
  • りんご6個…2.5€(350円)

でした。
※価格は2022年12月の為替レート

お問合せ

ブログをお読みいただきありがとうございます!
ベルリンでの生活に興味を持たれた方からのたくさんのご意見・お問合せをお待ちしています!

お問合せ